カナウ（2020年生、母シーズオールエルティッシュ）

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、江馬由将によって7,700万円で落札された。

3歳（2023年）

3月25日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は560kg。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたスマートアンバー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月9日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた4戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

7月16日、中7週で迎えた5戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイファーシアトルに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたシゲルミライ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月2日、連闘で迎えた8戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレインメーカーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月3日、中8週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B2五 B3六（大井ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したビルドアップを差し切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中4週で迎えた10戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ヒューマン品川賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロアリングルックスを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた11戦目は、カウントダウン2024賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2024年）

2月15日、中6週で迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、梅見月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイアンサイズに3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

3月20日、中4週で迎えた13戦目は、わかば賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月14日、中7週で迎えた14戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、エメラルド賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた15戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ゲンマ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るロアリングルックスを自慢の末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を手にした。

8月10日、中8週で迎えた16戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月7日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田口貫太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2023年10月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。