レイザーバック（2002年生、母パトリシアローズ）

レイザーバック（2002年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「映画の名（豪、１９８４）・野生の豚」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時9歳）と交配したパトリシアローズが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は出口宜己。戦績は、中央平地30戦1勝2着3回、地方10戦1勝2着1回。2005年のウイナーカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田高志厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2004年）

7月12日、デビュー戦は尾島徹騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（2）（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は451kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミツアキチーターを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

8月19日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

9月14日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた3戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

12月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3歳（2005年）

1月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月28日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

6月3日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の夏至特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（5戦1勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミツアキマジンガーを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

7月31日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（7戦1勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月3日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

10月23日、中6週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた12戦目は、3歳地方重賞のウイナーカップ（盛岡芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4歳（2006年）

7月16日、約9か月の休養明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた15戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

5歳（2007年）

2月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

3月21日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

5月19日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中克典騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったカルストントップオからクビ差の2着となった。

6月10日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

8月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったアドマイヤフッキーからクビ差の2着となった。

9月17日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

12月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6歳（2008年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月16日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のベルファストをクビ差制して久方ぶりに白星を挙げた。

7歳（2009年）

6月13日、約10か月の休み明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

8月15日、中8週で迎えた31戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた32戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

9月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月18日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく17着に終わった。

12月5日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったゼットオーラにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月27日、中2週で迎えた36戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

8歳（2010年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

5月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた40戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。