ユキガフル（2005年生、母ウエノマルマドンナ）

ユキガフル（2005年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のヴィクトリースピーチ（当時12歳）と交配したウエノマルマドンナが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河大東牧場。戦績は、地方39戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年のエメラルド賞(一般B1)。

経歴

デビュー前

井上弘之厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2007年）

7月30日、デビュー戦は山田信大騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

9月7日、中5週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイアイコジーンに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月30日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のはつかり特別（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のロイヤルハリマオーに4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月28日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったラファエルに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月28日、中3週で迎えた5戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

3歳（2008年）

1月14日、中2週で迎えた7戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゆきやなぎ特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

10月10日、約9か月の休養明けで迎えた8戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、渋谷区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のマキノジャパンに3馬身の差をつけて優勝

11月10日、中0週で迎えた10戦目は、TOKYO MX賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエドノスキーを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて4勝目を奪取した。

12月4日、中2週で迎えた11戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた12戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のコインドゴールドに1馬身1/4の差をつけて5勝目を挙げた。

4歳（2009年）

1月19日、中2週で迎えた13戦目は、春駒賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた14戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、早春賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた15戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったイニシュモアに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月2日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は有年淳騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

6月24日、中2週で迎えた17戦目は、ロマンティックナイト賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（4戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のフジマサメモリーを半馬身振り切って6勝目を収める

7月20日、中3週で迎えた18戦目は、シーブリーズ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のウインハンズダウンに1馬身1/4の差をつけて7勝目を手中に収めた。

8月14日、中3週で迎えた19戦目は、SPAT4.TV賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、デイリースポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた21戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（7戦5勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月6日、中4週で迎えた22戦目は、トパーズ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた23戦目は、ゆりかもめ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では出色の末脚を披露したが、5着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた24戦目は、アデュー2009賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

5歳（2010年）

2月5日、中4週で迎えた25戦目は、春麗賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた26戦目は、オフト新潟賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた27戦目は、朧月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

5月21日、中5週で迎えた28戦目は、エメラルド賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（8戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のスーパーパワーに3馬身の差をつけて8勝目を獲得した。

7月1日、中5週で迎えた29戦目は、’10スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で有年淳騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた30戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、アルタイル賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったタケノショウリュウに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月3日、中4週で迎えた31戦目は、サファイア賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（10戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のマルマツフライトをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

10月21日、中6週で迎えた32戦目は、’10メトロポリタンオクトーバーカップ競走（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（11戦2勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた33戦目は、一般A2 A3（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（12戦2勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた34戦目は、ディセンバー賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（13戦2勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

6歳（2011年）

2月4日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた35戦目は、アメジスト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（14戦2勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた36戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（15戦2勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月22日、中5週で迎えた37戦目は、卯月賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（16戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず12着に敗れた。

8月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた38戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、盛夏賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた39戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（17戦2勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。