キョウエイユウキ（1984年生、母リユウベンチユア）

キョウエイユウキ（1984年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンシー（当時15歳）と交配したリユウベンチユアが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）三好牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方14戦0勝。主な勝ち鞍は1986年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

6月14日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったガルダンサーに詰め切れず、約14馬身差の2着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールドシチーに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

10月25日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、2歳オープンのいちょう特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた5戦目は、中村力男騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1000m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた6戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

3歳（1987年）

4月18日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳400万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月1日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

12月6日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

4歳（1988年）

1月9日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた16戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた17戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大江原哲騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に敗れた。

4月9日、中4週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で大江原哲騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で大江原哲騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月20日、中7週で迎えた21戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、うしかい座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月15日、連闘で迎えた23戦目は、さそり座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた24戦目は、荒山勝徳騎手を鞍上に迎えて、潮騒特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた25戦目は、夕霧特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荒山勝徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた26戦目は、銀河特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荒山勝徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月16日、中0週で迎えた27戦目は、海王星特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で荒山勝徳騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。13着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、おおいぬ座特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で荒山勝徳騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた29戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、一般C4二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（1989年）

1月19日、中4週で迎えた30戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C4三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた31戦目は、一般C4四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた32戦目は、久保勇騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた33戦目は、一般C4四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保勇騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。