マルヨミニスター（2019年生、母マルヨモザー）

マルヨミニスター（2019年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時16歳）と交配したマルヨモザーが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は前野牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

3月26日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は524kg。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

5月14日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテリオスリノに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月30日、中8週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

2022年12月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2023年）

6月23日、約10か月半の休み明けで迎えた6戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、あやめ特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロイヤルブライドに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた7戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、妻迎船賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーセンバラライカに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月3日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定戦の大和撫子特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウトワニをアタマ差だけ差し切って3勝目を収める

8月31日、中3週で迎えた9戦目は、晩夏特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川慎騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンタノムスメを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

10月13日、中5週で迎えた10戦目は、トゥインクルファンファーレ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川慎騎手（3戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

デビュー前

柴田高志厩舎（笠松）へ入厩。

12月8日、中7週で迎えた11戦目は、冬茜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川慎騎手（4戦3勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスペシャルトークをハナ差振り切って5勝目を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた12戦目は、東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で東川慎騎手（5戦4勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

5歳（2024年）

1月25日、中3週で迎えた13戦目は、霜日和特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で東川慎騎手（6戦4勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったウインホノカにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

デビュー前

柴田高志厩舎（笠松）へ入厩。

2月9日、デビュー戦は東川慎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定戦のプリマヴェーラカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。

4月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、草若葉特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で東川慎騎手（7戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。