ウイナーズチケット（1997年生、母トミダイアナ）

ウイナーズチケット（1997年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時7歳）と交配したトミダイアナが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡廣光。戦績は、中央平地23戦3勝2着3回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,260万円（12.6万×100口）で一口馬主が募集された。

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

9月10日、デビュー戦は竹之下智昭騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月1日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒーローフランスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったフォーカルスターに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゼンノケイマにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアサクサムゲンを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

12月23日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（6戦2勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

4歳（2001年）

1月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（7戦2勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の大和特別（京都ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

7月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったサクラプレステージに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の水上特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の雲雀ケ原特別（福島ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月11日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のバトルフィールドを半馬身振り切って3勝目を収める

12月8日、中3週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は畑端省吾騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

5歳（2002年）

1月7日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた23戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

11月29日、約10か月半の休み明けで迎えた24戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた25戦目は、歳末特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

6歳（2003年）

5月31日、約5か月半の休み明けで迎えた26戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のプロキオン賞（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6月18日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

7月8日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた28戦目は、スタールビー賞（大井ダート1590m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

8月28日、中6週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた29戦目は、岩城方元騎手を鞍上に迎えて、サーフサイド賞（大井ダート1690m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

9月1日、連闘で迎えた30戦目は、天の川特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。