カッテミル（2020年生、母ディスグラース）

カッテミル（2020年2月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「勝ってみる」。毛色は鹿毛。種牡馬のトゥザグローリー（当時13歳）と交配したディスグラースが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は能登浩。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方25戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2024年の3歳以上C3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、MKアセットから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって198万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月3日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着を確保した。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

11月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、オーサムサンライズに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた7戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

4月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月10日、中7週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

8月27日、中7週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた13戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、頑張れAIらら特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた15戦目は、オーにゃんHBD特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた16戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西森将司騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、メイショウライジンに半馬身交わされて2着となった。

12月10日、中1週で迎えた17戦目は、たま生誕20周年特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で西森将司騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた18戦目は、エル早寿記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西森将司騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

4歳（2024年）

1月8日、中0週で迎えた19戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西森将司騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた20戦目は、毒ヶ衣ちなみBD特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で西森将司騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた21戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で西森将司騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた22戦目は、親父様ご生誕祭特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で西森将司騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた23戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジェフリーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月7日、中3週で迎えた24戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

3月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上C2（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月9日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた26戦目は、4歳以上C2（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木世麗騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた27戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた28戦目は、MAYダッシュ（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた29戦目は、土方颯太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C3二（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったドラタイザンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C3一（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木世麗騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったラティツィアに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C2二（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた34戦目は、☆ミルクボーイ内海☆来場記念!（園田ダート1230m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐々木世麗騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C3一（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木世麗騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、3歳以上C3二（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のメイショウマサカツをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた37戦目は、久太郎町ダッシュ（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。