ニシノオイカゼ（2018年生、母ニシノミナミカゼ）

ニシノオイカゼ（2018年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+追い風」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヒルノダムール（当時11歳）と交配したニシノミナミカゼが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日進牧場。戦績は、中央平地2戦1勝。主な勝ち鞍は2021年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

2月7日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のタカラネイビーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月21日、中5週で迎えた2戦目は、3歳G2のフジテレビ賞スプリングステークス（中山芝1800m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

6月5日、中8週で迎えた4戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月27日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

8月14日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの湯沢特別（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のセラフィナイトを半馬身振り切って優勝

9月4日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

10月24日、中6週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

4歳（2022年）

2月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

3月12日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの恋路ケ浜特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

5月7日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの秩父特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に終わった。

7月30日、中8週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの白井特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月27日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

5歳（2023年）

1月8日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3月5日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4月23日、中6週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスのホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた24戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの八ヶ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

9月24日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの河北新報杯（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

2023年11月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。