デルマブランデー（2015年生、母フリードリームズ）

デルマブランデー（2015年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋酒の一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時12歳）と交配したフリードリームズが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2018年の特別編成(一般C2四)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、追分ファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、浅沼廣幸によって1,188万円で落札された。

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月19日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

3歳（2018年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

6月24日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた4戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた5戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノーブルステップに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B9（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を使えず3着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の平成30年7月豪雨被災地復興（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマグラッパに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、中4週で迎えた8戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた9戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた10戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた13戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた14戦目は、特別編成（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のチェリーソングに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2019年）

1月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

2月5日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた17戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中直人騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。