アムクラージュ（2021年生、母パーティブロッサム）

アムクラージュ（2021年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時12歳）と交配したパーティブロッサムが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。2023年のルーキーズサマーカップ(S3)に勝利した他、2024年のクラウンカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、埼玉県馬主会オリオンファームによって880万円で落札された。

藤原智行厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2023年）

5月30日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は522kg。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた2戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアニモに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

デビュー前

藤原智行厩舎（浦和）へ入厩。

7月29日、デビュー戦は山崎誠士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のシャイニングヒーロー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。馬体重は529kg。6頭立ての5番ゲートからスタート。競走除外となった。

8月11日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦の新選特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーセンヴィオラに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月30日、中2週で迎えた4戦目は、2歳S3のルーキーズサマーカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のビッグショータイムに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月11日、中5週で迎えた5戦目は、2歳S2の鎌倉記念（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月13日、中8週で迎えた6戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

3歳（2024年）

1月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

3月14日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳S3のネクストスター東日本（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンのクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシシュフォスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月2日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月16日、中5週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の高知優駿（高知ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、ミズナラ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦3勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。