エムティーロゼッタ（2018年生、母ロジウエスト）
M T Rosetta
2018.03.09
エムティーロゼッタ（2018年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ナイル川河口にある都市」。毛色は栗毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時11歳）と交配したロジウエストが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はオリエント牧場。主な勝ち鞍は2021年の若鮎特別(A1)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、オリエント牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、丸山輝城によって777.6万円で落札された。
武英智厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2020年）
10月17日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り 雨/重）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。
11月1日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。
12月27日、中7週で迎えた3戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。
3歳（2021年）
1月16日、中2週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。
2月6日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。
5月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。
5月23日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。
6月20日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナカシー結婚記念 特編（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクサンクウに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
7月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A4（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルヤングマンに約16馬身の大差をつけて順当に勝利した。
7月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の若鮎特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノブに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
8月17日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の能登巌門賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。
9月22日、中4週で迎えた12戦目は、能登富士特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。
4歳（2022年）
3月22日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、楽天競馬で金沢競馬を楽しもう!特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。
4月17日、中3週で迎えた14戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のなすび賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、グローリアスヴェガに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
5月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。
5月9日、連闘で迎えた16戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。
5月22日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のスイレン賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
6月5日、中1週で迎えた18戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のローズマリー賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、3着に終わった。
6月21日、中1週で迎えた19戦目は、木本直騎手を鞍上に迎えて、6月22日ゆりあ元キャプテン生誕記念 特別編成（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。
7月3日、中1週で迎えた20戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の朝顔賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったスタイルユアセルフに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。
7月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダレモカレモに8馬身の差をつけて4勝目を挙げた。
8月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（7戦4勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シュネルンに交わされて1馬身差の2着に敗れた。
9月4日、中3週で迎えた23戦目は、石川県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（8戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。
10月2日、中3週で迎えた24戦目は、白山釈迦岳特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（9戦4勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。