ヘキギョク（2015年生、母ラインクリスタル）

ヘキギョク（2015年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「碧玉。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時17歳）と交配したラインクリスタルが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は高橋修。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、福山育成牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、サラブレッドクラブライオンによって604.8万円で落札された。

サラブレッドクラブライオンにて総額900万円（4.5万×200口）で一口馬主が募集された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月28日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は538kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着に入った。

12月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3歳（2018年）

1月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

4月8日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ノーザンクリスに半馬身交わされて2着となった。

5月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ミスタープリサイスに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

6月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4歳（2019年）

2月14日、約8か月の休養明けで迎えた11戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコスモカンプに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイシンネッケツに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアウデンティアに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月12日、中7週で迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた15戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

5歳（2020年）

1月19日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

2月1日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

2020年6月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg絞って迎えた19戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、水樹奈々20周年特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

2020年12月11日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。