ノーザンクリス（2015年生、母メジロマリアン）
Northern Kris
2015.02.04
ノーザンクリス（2015年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北の+短剣の一種」。毛色は芦毛。種牡馬のノヴェリスト（当時6歳）と交配したメジロマリアンが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。2022年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2021年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ChenChingLungによって2,916万円で落札された。
加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2017年）
6月11日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
8月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
10月7日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
12月17日、中9週で迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。
3歳（2018年）
1月7日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。
3月3日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたラインアストリア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
3月24日、中2週で迎えた7戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドクロスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
5月13日、中6週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るヘキギョクを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。
6月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。
10月8日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。
4歳（2019年）
1月14日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はF.ミナリク騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアストロローグをアタマ差振り切って2勝目をゲットした。
3月10日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.ミナリク騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。
7月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの横手特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。
10月19日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。
5歳（2020年）
3月15日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。
4月5日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のモルゲンロートをハナ差制して3勝目をゲットした。
6月6日、中8週で迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝3100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。
7月11日、中4週で迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。13着に敗れた。
11月7日、中5週で迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。
6歳（2021年）
8月15日、約9か月半の休養明けで迎えた21戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。
9月4日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。
10月9日、中4週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったザメイダンから3馬身半差の2着となった。
12月18日、中9週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/重）に出走。鞍上は大江原圭騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。
7歳（2022年）
1月8日、中2週で迎えた25戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内 晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。
4月30日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2770m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5月28日、中3週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（9戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。
8月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 雨/良）に出走。鞍上は大江原圭騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。
9月3日、中1週で迎えた29戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内 雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のハーツシンフォニーをハナ差制して久方ぶりに美酒を浴びた。
2022年9月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
10月21日、中6週で迎えた30戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、フォーマルハウトオープン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。
11月18日、中3週で迎えた31戦目は、東海クラウン（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。
12月15日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた32戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、雪椿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。