ラインアストリア（2015年生、母クレヨンルージュ）

ラインアストリア（2015年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時8歳）と交配したクレヨンルージュが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、大澤繁昌によって1,188万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月3日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は482kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2018年）

1月13日、中1週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のノーザンクリスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4月15日、中5週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月23日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた12戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

4歳（2019年）

1月26日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月5日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（8戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた19戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したナナルテアを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた20戦目は、もみじ特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた21戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、りんどう特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた22戦目は、神無月特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた23戦目は、サフラン特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

12月8日、中5週で迎えた24戦目は、水仙特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5歳（2020年）

5月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた25戦目は、コロナと戦う医療にエールを!緊急支援競走（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた26戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、夏至賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた27戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた28戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、文月賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた29戦目は、さがけいばナイター開催まであと48日（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた30戦目は、さがけいばナイター開催まであと28日（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた31戦目は、「ほとめきナイター」まであと14日（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。