ヤマノアナリス（1984年生、母ヤマノレスポワール）

ヤマノアナリス（1984年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時6歳）と交配したヤマノレスポワールが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）菊地牧場。戦績は、中央平地34戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1986年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月2日、デビュー戦は丸山勝秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は404kg。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月23日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロマンスカイに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳400万下の万両賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったヤマトムラサキに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳400万下の千両賞（阪神芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山勝秀騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず最後はルーペナイトと並んで9着同着となった。

3歳（1987年）

1月18日、中3週で迎えた6戦目は、4歳400万下の若菜賞（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山勝秀騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

1月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下のつばき賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山勝秀騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4歳（1988年）

6月12日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上400万下（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で丸山勝秀騎手（7戦1勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、5歳以上400万下（中京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で丸山勝秀騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた10戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（9戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の青島特別（小倉芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手（12戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下の勿来特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（13戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したキングブレハットにクビ差届かず2着となった。

11月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（14戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下の葺合特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（15戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5歳（1989年）

1月13日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は東田幸男騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上400万下の勝山城特別（小倉芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

7月8日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、5歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（16戦1勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた25戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上400万下の村上特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた28戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上400万下の布引特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（17戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月7日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（18戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（19戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた32戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の醍醐特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（20戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

12月9日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上400万下の葺合特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。