ラクアミ（2012年生、母レイズアンドコール）

ラクアミ（2012年1月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「楽阿弥」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時11歳）と交配したレイズアンドコールが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地24戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の久多特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、西浦和男によって1,995万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

9月13日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したバチスタを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレッドメアラスをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

2月14日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた6戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が衰えて18着に終わった。

7月25日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

9月21日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、最後はフェルメッツァと並んで3着同着となった。

10月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4歳（2016年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

1月30日、中2週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1600m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月2日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の御在所特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月24日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（5戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘魂でしぶとく粘り込んで、最後は2着のトレジャートローヴに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月17日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（6戦1勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のダノンシーザーを3/4馬身振り切って優勝

5歳（2017年）

3月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（7戦1勝）。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の彦根ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

6月17日、中7週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の水無月ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた22戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

9月2日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦1勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

12月17日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。