ダノンシーザー（2012年生、母アイアムアドーター）

ダノンシーザー（2012年2月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より。将軍シーザーのような活躍を期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時10歳）と交配したアイアムアドーターが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2015年の舞子特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ワイズマンから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって5,670万円で落札された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月7日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

3歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジューンロディを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

2月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったアルビアーノに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月8日、中2週で迎えた5戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白藤賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のネオスターダムを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

6月13日、中1週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリーサルウェポンをハナ差振り切って3勝目をつかんだ。

8月15日、中8週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したゼウスにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたカレンケカリーナ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月18日、中5週で迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

4歳（2016年）

1月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月22日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったベステンダンクをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

7月9日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の知多特別（中京芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月8日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したラクアミに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月29日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月19日、中2週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

5歳（2017年）

4月30日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では伸びが劣勢になり18着に敗れた。

10月15日、約5か月の休養明けで迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 雨/重）に出走。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

6歳（2018年）

3月3日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の洲本特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた25戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の知多特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

9月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた27戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた28戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2019年）

1月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のオールマンリバーをハナ差制して久々に白星を挙げた。

8月10日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で白浜雄造騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた33戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で白浜雄造騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。