ベステンダンク（2012年生、母ユキノマーメイド）

ベステンダンク（2012年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ありがとう(独)」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時18歳）と交配したユキノマーメイドが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は服部牧場。2020年のマイラーズカップ(G2)で2着に入った他、2020年の都大路ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

9月21日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月8日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のピースオブジャパンに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月27日、中4週で迎えた5戦目は、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

3歳（2015年）

1月17日、中2週で迎えた6戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

4月25日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したムーンクレストにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタガノレグルスをクビ差振り切って2勝目を収める

6月6日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

11月1日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたケントオー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったリーサルウェポンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4歳（2016年）

1月9日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたスナッチマインド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

1月31日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカピオラニパレスに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

6月11日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダノンシーザーをクビ差振り切って久々の実戦を物にした。

7月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の豊明ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月13日、中5週で迎えた17戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、勝ったグァンチャーレにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月27日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.バルザローナ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.バルザローナ騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5歳（2017年）

3月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月14日、中9週で迎えた22戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の錦ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のストーミーシーに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月18日、中4週で迎えた23戦目は、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

10月15日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた25戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた26戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

6歳（2018年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月17日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のタイセイサミットに5馬身の差をつけて6勝目を手にした。

9月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた31戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたミエノサクシード決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月27日、中3週で迎えた32戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（8戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた33戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた34戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

7歳（2019年）

4月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5月11日、中4週で迎えた36戦目は、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月21日、中9週で迎えた37戦目は、福島テレビオープン（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月25日、中4週で迎えた38戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、アロハリリーにクビ差交わされて2着となった。

10月27日、中8週で迎えた39戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたテリトーリアル決め手に屈してアタマ差の2着となった。

11月30日、中4週で迎えた40戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、G3のチャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

12月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

8歳（2020年）

4月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた42戦目は、G2の読売マイラーズカップ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったインディチャンプにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月16日、中2週で迎えた43戦目は、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバイオスパークをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

7月19日、中8週で迎えた44戦目は、ハンデG3のトヨタ賞中京記念（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦1勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に敗れた。

10月31日、約3か月半の休養明けで迎えた45戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、G2の毎日放送賞スワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた46戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。17頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9歳（2021年）

2月21日、約3か月の休み明けで迎えた47戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

4月3日、中5週で迎えた48戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた49戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、G2の読売マイラーズカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

6月19日、中7週で迎えた50戦目は、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は松山弘平騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の勝負根性で諦めることなく走り切り、4着を確保した。

9月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた51戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

10月31日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた52戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた53戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

12月25日、中1週で迎えた54戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

10歳（2022年）

2月12日、中6週で迎えた55戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの洛陽ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて16着に終わった。

4月24日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた56戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた57戦目は、ハンデG3の中京記念（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

10月29日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた58戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、G2のMBS賞スワンステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた59戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず17着に終わった。

2022年11月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。