リーサルウェポン（2011年生、母クイックコマンド）

リーサルウェポン（2011年5月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「致命的な武器」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したクイックコマンドが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。戦績は、中央平地38戦4勝2着8回。2016年の愛知杯(牝ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月10日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったショウナンワダチにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中3週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したシーロアにハナ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2014年）

2月18日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のダイワジャストに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月21日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモエルデストを半馬身振り切って優勝

9月13日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では決め手が足りず17着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2014エクセレントジョッキーズトロフィー（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

4歳（2015年）

2月7日、中9週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた11戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

5月23日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、6着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたダノンシーザー決め手に屈してハナ差の2着となった。

6月27日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたスナッチマインド決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

7月18日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下のタイランドカップ（中京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したレッドカーラにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月9日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したタイセイアプローズに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったサンクボヌールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月25日、中8週で迎えた18戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサクラアンプルールに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月21日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた20戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のベステンダンクに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

5歳（2016年）

1月16日、中4週で迎えた21戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったバウンスシャッセにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月20日、中4週で迎えた22戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた23戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

4月23日、中5週で迎えた24戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

8月14日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた27戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6歳（2017年）

1月14日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 小雪/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3月12日、中7週で迎えた30戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

4月22日、中5週で迎えた31戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着を確保した。

5月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた33戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた34戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、福島テレビオープン（福島芝1800m 小雨/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

10月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 曇/良）に48kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた36戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず13着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた37戦目は、牝馬限定のハンデG3のターコイズステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

7歳（2018年）

1月14日、中3週で迎えた38戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。