ブラーミスト（2016年生、母ラブインザミスト）

ブラーミスト（2016年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カクテルの一種。父父名、母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスマイルジャック（当時11歳）と交配したラブインザミストが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は三好牧場。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上C2-7。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月19日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず15着に終わった。

2月24日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

4月24日、中7週で迎えた3戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつつじ賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月23日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

8月4日、中5週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた5戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

9月1日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

9月14日、中1週で迎えた8戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 36（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカシノアンビションに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で仲原大生騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上C2 31（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で仲原大生騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で仲原大生騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で仲原大生騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた16戦目は、オッズ・パーク杯（佐賀ダート1300m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で仲原大生騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2020年）

1月6日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で仲原大生騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた18戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第2戦）（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は仲原大生騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアウトストリップを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って優勝

2月15日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は仲原大生騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で仲原大生騎手（9戦2勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で仲原大生騎手（10戦2勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で仲原大生騎手（11戦2勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた25戦目は、アルストロメリア賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で仲原大生騎手（12戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

7月11日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた28戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、さがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、リネンソングにクビ差交わされて2着となった。

8月18日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダーバウンサーに7馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

2020年8月20日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

10月3日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた30戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

2020年12月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。