ワールドナカヤマ（2018年生、母エンプレスクー）

ワールドナカヤマ（2018年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のワールドエース（当時9歳）と交配したエンプレスクーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中山牧場。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の一般C4-2。

経歴

デビュー前

小手川準厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月20日、デビュー戦は木幡育也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は384kg。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月24日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は木幡育也騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

3歳（2021年）

6月26日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた7戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、優駿の里純米大吟醸あびら川賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、キタノサスピションに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

9月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトレジャーバローズを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3-2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のキタノサスピションをアタマ差振り切って制した。

10月19日、中1週で迎えた12戦目は、二風谷観光公園賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた13戦目は、ダイモンジソウ特別（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

12月31日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の119.5万円以上（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

4歳（2022年）

1月26日、中3週で迎えた15戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月10日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3一二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池谷匠翔騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で池谷匠翔騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月22日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で池谷匠翔騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月9日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた20戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

7月1日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた21戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀬川将輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で瀬川将輝騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で瀬川将輝騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた24戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったオールスターズに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月8日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた26戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

12月27日、中2週で迎えた27戦目は、大井×浦和賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

5歳（2023年）

1月24日、中3週で迎えた28戦目は、一般C3七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた29戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月27日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3七八（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマノシャチーを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

4月21日、中3週で迎えた32戦目は、一般C3一二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた33戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた34戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた36戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた37戦目は、谷内貫太騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた38戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で谷内貫太騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月14日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で谷内貫太騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた40戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた41戦目は、都電とバラの街あらかわ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。