トレジャーバローズ（2018年生、母スイートジュエリー）

トレジャーバローズ（2018年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宝物+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したスイートジュエリーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C4-5。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下河辺牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、猪熊広次によって4,212万円で落札された。

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

4月11日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

6月20日、中9週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

8月31日、中9週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミエルドールに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた4戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ワールドナカヤマに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキタノエンディングに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月25日、中7週で迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のクレールプリュネルに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月24日、中3週で迎えた7戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のコスモジェニーをクビ差振り切ってファンの高評価に応えた。

4歳（2022年）

1月17日、中2週で迎えた8戦目は、秩父吉田山逢の里賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルベアヴェルデに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月14日、中7週で迎えた9戦目は、北区の花菜の花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったスムーズジャズに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月25日、中5週で迎えた10戦目は、つなが竜ヌゥ賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月3日、中5週で迎えた11戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月17日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、金木犀特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったデイスターに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中4週で迎えた14戦目は、埼玉県肉用牛経営者協会長賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロマーシカに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中2週で迎えた15戦目は、よみラン☆ジュエルミネーション2022（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた16戦目は、花のまち『ふかや』賞（浦和ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5歳（2023年）

1月11日、中2週で迎えた17戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3月22日、中9週で迎えた18戦目は、幸手市観光協会会長賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月13日、中9週で迎えた20戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、インフィオラータ賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた21戦目は、擬宝珠賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた22戦目は、大木天翔騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド川崎第2戦（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた23戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、雷鳴賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた24戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

6歳（2024年）

1月25日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三四（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた26戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（大井ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見陸騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた28戦目は、谷内貫太騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。