スペルキャスター（2020年生、母スペルバインド）

Spellcaster

2020.04.14

スペルキャスター（2020年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「魔法をかける者、魔法使い。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したスペルバインドが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月19日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2023年）

2月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

7月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

7月23日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

11月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

デビュー前

坂井英光厩舎（大井）へ入厩。

12月9日、中3週で迎えた7戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、C2十一 十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ショウサンレックスに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月29日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

4歳（2024年）

1月22日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2十五十六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、平均的なペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

2月23日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（姫路ダート800m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエイシンレプニに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月28日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた11戦目は、ムスカリ賞（園田ダート820m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた12戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート820m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のラピダニーニャに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、パール賞（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。