ロードエキスパート（2003年生、母Anna of Brunswick）

ロードエキスパート（2003年3月5日）は、イギリスで生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「冠名＋熟練者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシングスピール（当時11歳）と交配したAnna of Brunswickが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地27戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の都井岬特別(500万下)。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額2,520万円（5.04万×500口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月3日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のプレインボイスをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2006年）

3月18日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

4歳（2007年）

1月21日、約9か月の休養明けで迎えた6戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小倉城特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

5月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

8月4日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のウインシンシアに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5歳（2008年）

1月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

4月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月4日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

6歳（2009年）

4月25日、約6か月の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月30日、中2週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月2日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

12月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルクラリティにハナ差届かず2着となった。

12月26日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

7歳（2010年）

1月17日、中2週で迎えた23戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月27日、中9週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月17日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月25日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。17頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。