サクラロータリー（1984年生、母テンスパーク）

サクラロータリー（1984年2月2日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時11歳）と交配したテンスパークが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原武久。戦績は、中央平地3戦3勝。1986年の府中3歳ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

9月7日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリワードタイラントを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳400万下のりんどう賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメリーナイスをアタマ差振り切ってファンの高評価に応えた。

11月16日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、2歳オープンの府中3歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスズラバンをアタマ差振り切って負け無しの3連勝を決めた。