デュークアックス（2018年生、母ディオジェーヌ）

デュークアックス（2018年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「公爵の斧」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時13歳）と交配したディオジェーヌが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年のシュぺーア特別。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

6月13日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

8月15日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原明良騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原明良騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

10月12日、中4週で迎えた6戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のシュぺーア特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレイマウントに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月9日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のノアブラックに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月13日、中4週で迎えた8戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のユキマツリに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2022年）

1月3日、中2週で迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、寿老人賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコウユーラヴラヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月7日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のイグドラシルに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月10日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、藤袴賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミドナイトコールを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月14日、中4週で迎えた12戦目は、チャーチルダウンズ特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したワイプアウトにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2023年）

9月14日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、東京トゥインクルファンファーレ川崎賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6歳（2024年）

3月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた15戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（6戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた16戦目は、ドリーミー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（7戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。