エルウェーウディー（1993年生、母ダンシューズドリユンヌ）

エルウェーウディー（1993年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリエイター（当時7歳）と交配したダンシューズドリユンヌが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）グリーンヒルスタッド。戦績は、中央平地26戦1勝2着1回、中央障害10戦2勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

8月20日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

10月14日、中7週で迎えた2戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

12月16日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3歳（1996年）

1月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は村山明騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

4月21日、中7週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村山明騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月12日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村山明騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた12戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったアスクウルフに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中1週で迎えた14戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた17戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は村山明騎手（9戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた18戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（10戦0勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

10月26日、中1週で迎えた19戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るポットベルーシーを鮮やかな末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月9日、中1週で迎えた20戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の尾張特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は村山明騎手（11戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4歳（1997年）

1月12日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月1日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

5歳（1998年）

7月18日、約17か月の休み明けで迎えた27戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月30日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた31戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（4戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のプリオールスルーに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

10月31日、中2週で迎えた34戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた35戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のキングスロードに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

12月19日、中5週で迎えた36戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は林満明騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。