サヴィルロウ（2011年生、母ジェミードレス）

サヴィルロウ（2011年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ロンドンにある高級紳士服の仕立屋が並ぶ通り名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時10歳）と交配したジェミードレスが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方37戦4勝2着12回。主な勝ち鞍は2014年の徳島県馬事畜産振興協議会長杯。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月23日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

3歳（2014年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず18着に敗れた。

5月25日、中9週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

8月3日、中9週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。17頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた7戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のキクノソレイユに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、連闘で迎えた8戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の徳島県馬事畜産振興協議会長杯（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のグラサンギャルに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のあちゃ&マネかりん磯校ファイ!（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、ゆうき&ゆうみ結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、スズカレビンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マッシヴファイターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月24日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ピエリーナに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月3日、中0週で迎えた14戦目は、カサブランカ賞（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヴェルサイユパークに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ザワードにハナ差交わされて2着に甘んじた。

1月29日、中1週で迎えた16戦目は、深見勇也騎手を鞍上に迎えて、レディス&ヤングジョッキーズシリーズ2015 第2戦（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（8戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（9戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ディアフレンドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（10戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた20戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたマトリックス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月9日、連闘で迎えた21戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（12戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したフェアトレードにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（13戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったペイシャンスオウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月8日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（14戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた24戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（15戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のチャンピオンパラオをハナ差振り切って3勝目を手にした。

6月26日、中1週で迎えた25戦目は、はまゆう特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（16戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた26戦目は、あさがお特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で大畑雅章騎手（17戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したマルサンボサツを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月20日、中0週で迎えた27戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた28戦目は、さるすべり特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（18戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月28日、連闘で迎えた29戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（19戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた30戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（20戦3勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた31戦目は、尾花特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（21戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた32戦目は、しずおか菊花特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた33戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（22戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（23戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた35戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（24戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた36戦目は、熱い感動!中京チャンピオンズC（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（25戦3勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた37戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（26戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ナムラマンジロウに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた38戦目は、クリスマス特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

5歳（2016年）

1月4日、中0週で迎えた39戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（27戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、マリーズランに半馬身交わされて2着となった。

1月22日、中2週で迎えた40戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、土屋記念秀仁杯38歳婚活応援（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた41戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（28戦3勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた42戦目は、副業退職記念だよ!光高さん（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（29戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のマリーズランをクビ差振り切って4勝目を手にした。

3月31日、中3週で迎えた43戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（30戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。