リーゼンシュラーク（1987年生、母リーゼングロス）

リーゼンシュラーク（1987年6月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハードツービート（当時18歳）と交配したリーゼングロスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小笠原隆。戦績は、中央平地21戦6勝2着2回、地方8戦0勝。1992年の七夕賞(ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新関力厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

10月28日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウハリマオに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月8日、中5週で迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（1991年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

3月3日、中7週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキョウエイブランドに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月23日、中2週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の房総特別（中山芝2500m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

11月10日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月30日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のセノエアトラスに3馬身半の差をつけて順当に勝利した。

12月21日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、5着に終わった。

5歳（1992年）

1月6日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（7戦2勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月29日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の常陸特別（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（9戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシンボリフォルテを半馬身振り切って優勝

5月9日、中3週で迎えた14戦目は、薫風ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田政人騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたアルプスアモン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のむらさき賞（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で柴田政人騎手（12戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したミノリスパークルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月13日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田政人騎手（13戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと末脚を伸ばして、最後は2着のホゲットミーノットに1馬身1/4の差をつけて5勝目をつかんだ。

7月12日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は坂井千明騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカミノスオードをアタマ差振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

6歳（1993年）

5月2日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2300m 雨/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（14戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月29日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、メイステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（2戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（3戦2勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（4戦2勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月7日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、小野寺功騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般（水沢ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺功騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた24戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺功騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（1994年）

4月10日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、桂樹杯（盛岡ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺功騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、赤松杯（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野寺功騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた27戦目は、シアンモア記念（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野寺功騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小野寺功騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた29戦目は、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小野寺功騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。