マサハヤヴァンス（2020年生、母ラグナグ）

マサハヤヴァンス（2020年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+南仏ニースから20キロにあるマティスが愛した街の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノクラウン（当時8歳）と交配したラグナグが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、中村政夫によって1,980万円で落札された。

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月6日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は414kg。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2023年）

1月15日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた6戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

3月17日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート920m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の春のSGP記念杯（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったセオグランジにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパダノベネタに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月19日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のギャレットルレーヴに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップピーチ賞（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のクジャク特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のヒバリ特別（名古屋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で大畑雅章騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた17戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカッコウ特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったヴィアスパークルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、中村政夫によって1,980万円で落札された。

今津博之厩舎（愛知）へ入厩。

12月15日、デビュー戦は大畑雅章騎手を鞍上に据えて、佐久島特別（名古屋ダート2000m 曇/不良）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての5番ゲートからスタート。競走除外となった。

12月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、蔵王山特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4歳（2024年）

1月3日、連闘で迎えた19戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は浅野皓大騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で浅野皓大騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

1月25日、連闘で迎えた21戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（11戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダイチノメグミに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

2月1日、連闘で迎えた22戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

5月18日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。16着に終わった。

6月30日、中5週で迎えた24戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河原田菜々騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた26戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。