トロナバンブトン（1986年生、母ハッコウセイミツ）

トロナバンブトン（1986年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のバンブトンコート（当時11歳）と交配したハッコウセイミツが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は船越英治。戦績は、中央平地12戦0勝、地方27戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳A3。

経歴

デビュー前

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

10月16日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

3歳（1989年）

1月29日、中4週で迎えた5戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

2月18日、中2週で迎えた6戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた7戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

4月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐伯清久騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で佐伯清久騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた12戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

11月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、4歳A3（上山ダート1500m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のムラノヒバリに3/4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳A3（上山ダート1500m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターブイサインから半馬身差の2着に敗北した。

4歳（1990年）

4月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた15戦目は、一般D1ロ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた16戦目は、一般D1イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、一般D1ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般D1ニ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトヨママドンナをハナ差制して2勝目を手に入れた。

6月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般D1ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は白谷正美騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般D1ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白谷正美騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般D1ロ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般D1ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドポセイドンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月17日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3ハ（上山ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（7戦3勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般D1（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（8戦3勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般D1イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般D1ロ（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は白谷正美騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた27戦目は、一般D1ロ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（10戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた28戦目は、及川良春騎手を鞍上に迎えて、一般D1イ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般D1ロ（上山ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は小国博行騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月20日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3ハ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は白谷正美騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3ロ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で白谷正美騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1991年）

4月16日、約4か月半の休み明けで迎えた32戦目は、三坂博文騎手を鞍上に迎えて、一般C2ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2ニ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2ニ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は三坂博文騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月26日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3イ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（13戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2ニ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（14戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3イ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は白谷正美騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3イ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（15戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月22日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3ハ（上山ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（16戦3勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。