ヤマフエスパシオン（1989年生、母ピステイーニヤ）

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

11月30日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のグラールストーンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3歳（1992年）

3月22日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

4歳（1993年）

2月27日、約10か月半の休み明けで迎えた5戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したキーペガサスにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月25日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で武豊騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったインターシュプールに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月8日、中1週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったトウショウエクセルにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

6月5日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

5歳（1994年）

2月27日、約9か月の休み明けで迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（9戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。