マイネルバッカーノ（2016年生、母ラヴリードリーム）

マイネルバッカーノ（2016年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+大騒ぎ(伊)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時10歳）と交配したラヴリードリームが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2019年のオニキス賞。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,400万円（28万×50口）で一口馬主が募集された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

2月11日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

4月21日、中9週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

6月22日、中8週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

8月5日、中5週で迎えた4戦目は、3歳戦のオニキス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るパロネラをハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

8月17日、中1週で迎えた5戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

9月30日、中5週で迎えた6戦目は、シリウス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月8日、中9週で迎えた7戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（2020年）

1月18日、中5週で迎えた8戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月1日、中5週で迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月19日、中6週で迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着を確保した。

5月17日、中1週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月18日、中8週で迎えた13戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ブックウエストに3/4馬身交わされて2着となった。

10月24日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のセラールネイジュに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月14日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のエイシンネッケツに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月28日、中1週で迎えた17戦目は、神楽月特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた18戦目は、ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアメジストヴェイグをハナ差振り切って4勝目をゲットした。

5歳（2021年）

3月27日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた20戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月11日、中6週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月13日、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

6歳（2022年）

4月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月2日、中6週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの南相馬特別（福島芝2000m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

7歳（2023年）

1月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

2023年1月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。