ヴェロス（2020年生、母アモーレヴォレ）
Velos
2020.05.01
ヴェロス（2020年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「矢(ギリシャ語)」。毛色は青毛。種牡馬のブラックタイド（当時19歳）と交配したアモーレヴォレが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2024年の一般C2三四。
経歴
デビュー前
野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2022年）
12月24日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。
3歳（2023年）
3月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中京芝2000m 雨/重）に出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。
4月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。
5月13日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず11着に敗れた。
7月15日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。
8月12日、中3週で迎えた6戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。
8月27日、中1週で迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。
4歳（2024年）
5月10日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、鈴蘭賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、プリーミーに交わされて6馬身差の2着に敗北した。
6月13日、中4週で迎えた9戦目は、加藤雄真騎手を鞍上に迎えて、泰山木賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ヨシノミッチーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
7月2日、中2週で迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヨシノミッチーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
7月23日、中2週で迎えた11戦目は、フルコース賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクレテイユに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
8月6日、中1週で迎えた12戦目は、百日草賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。