コスモペンタクン（2004年生、母Kaapture The Heart）

コスモペンタクン（2004年10月28日）は、ニュージーランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のペンタイア（当時12歳）と交配したKaapture The Heartが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方16戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上A2一。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

2月18日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、エゾノタイセツに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月10日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入った。

4月15日、中4週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月24日、中5週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

9月30日、中6週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月21日、中6週で迎えた10戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

4歳（2008年）

3月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ニットウエジョンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月2日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1五アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた15戦目は、楽天ビジネス賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、東芝ライテック賞（姫路ダート1500m 雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

7月21日、中4週で迎えた17戦目は、楽天競馬特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、アドマイヤプラウドに半馬身交わされて2着となった。

7月31日、中0週で迎えた18戦目は、JA門別馬舞米特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた20戦目は、香美町松葉ガニ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のニコラスバローズに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月20日、中1週で迎えた21戦目は、デイリー昆陽特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るデンコウシャーリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月9日、中2週で迎えた22戦目は、義士祭赤穂観光協会特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るレッドアメリカンを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

5歳（2009年）

1月2日、中2週で迎えた23戦目は、We Love Sweets 初夢賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松平幸秀騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったゴールデンシーズに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月14日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松平幸秀騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハッシークンに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月17日、中8週で迎えた25戦目は、MBSラジオ1179賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松平幸秀騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。