ロングフラワー（2003年生、母ロングマサユメ）

ロングフラワー（2003年5月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋花」。毛色は鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時10歳）と交配したロングマサユメが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地28戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の別府特別(500万下)。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

10月29日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は422kg。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロータスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月11日、中5週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

3歳（2006年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

1月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、スーパーワシントンにハナ差交わされて2着となった。

2月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、タガノバスティーユに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月5日、中3週で迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

7月2日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の日田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

8月13日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

8月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のプレシャスドロップに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（4戦1勝）。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、6着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の桑名特別（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、プリティメイズにハナ差交わされて2着となった。

4歳（2007年）

1月28日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の火の山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（6戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月11日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本美純騎手（8戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の新潟市政令指定都市移行記念（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で橋本美純騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムロマンスから半馬身差の2着となった。

7月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で橋本美純騎手（10戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で橋本美純騎手（11戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で橋本美純騎手（12戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコンゴウリュウオーを3/4馬身振り切って制した。

9月2日、連闘で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で橋本美純騎手（13戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

12月9日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で橋本美純騎手（14戦2勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた23戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5歳（2008年）

1月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のエクセル博多開設記念（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

2月10日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

6月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（15戦2勝）。17頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（16戦2勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（17戦2勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。