ワイルドファイア（2013年生、母カトゥーンバ）

ワイルドファイア（2013年4月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「森林火災」。毛色は栗毛。種牡馬のパイロ（当時8歳）と交配したカトゥーンバが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。主な勝ち鞍は2019年の新時代令和の帝王はどうだ賞(一般C1七八九)。

経歴

デビュー前

藤田輝信厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2016年）

10月24日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は546kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキンカザンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月1日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハッピーギフトを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて断然人気に応えた。

12月28日、中3週で迎えた3戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2017年）

10月4日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、伊勢崎は毎日競馬三昧賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマジュンマグマに5馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

11月2日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、メッサーマイスターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2018年）

4月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、トゥインクルイッテクルラッキーホース賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るファーストペガサスを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

5月8日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスリーペイドに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、アリストレジェンドに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中4週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、あの3人がついにやってきた賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサンニューオリンズに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアクアレジーナに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月29日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、吉谷彩子さんがTCKに来場賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたマインヘルツ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6歳（2019年）

1月21日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた15戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトリプルアローを次元の違う末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

3月4日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンルイビルに4馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、新時代令和の帝王はどうだ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオオイリに2馬身の差をつけて優勝

7月30日、中4週で迎えた18戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた20戦目は、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた22戦目は、品川かえで賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。