バンダムフェザント（1996年生、母バンダムクミ）

バンダムフェザント（1996年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールデンフェザント（当時10歳）と交配したバンダムクミが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回、中央障害4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

11月15日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエリモシーザーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

12月27日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3歳（1999年）

1月5日、連闘で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトーヨーシーキングをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

2月6日、中4週で迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた8戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンの若草ステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンのホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

4歳（2000年）

1月15日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でS.サンダース騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

2月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた16戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月22日、中3週で迎えた17戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の北上特別（福島ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた19戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

12月2日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で畑端省吾騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5歳（2001年）

1月14日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で畑端省吾騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアラタマインディに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

1月27日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で畑端省吾騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、グレートプリンスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月10日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で畑端省吾騎手（5戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフジノプロテクターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月24日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で畑端省吾騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

11月25日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から40kg戻して迎えた27戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた28戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったアドマイヤタッチから6馬身差の2着に敗北した。

6歳（2002年）

1月12日、中3週で馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月2日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた31戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。