ジョディーズライン（2007年生、母プリティジョディー）

ジョディーズライン（2007年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ジョディーの家系。母系より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時9歳）と交配したプリティジョディーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

4歳のとき、社台コーポレーションから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、新冠橋本牧場によって94.5万円で落札された。

キャロットクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

9月13日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のペガサスガールに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月18日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月29日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月12日、中1週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2010年）

1月23日、中5週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のなずな賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったカレンチャンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月20日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

6月20日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

7月17日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

9月18日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4歳（2011年）

4月23日、約7か月の休養明けで迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。