キルフェボン（2011年生、母フィールソーナイス）

キルフェボン（2011年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「なんていい陽気なんだろう（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時17歳）と交配したフィールソーナイスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の二風谷ファミリーランド賞(一般C4-4)。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月13日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

12月22日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

3歳（2014年）

8月27日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったピアッジーネにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、クレインテオドーラに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた5戦目は、優駿浪漫街道日高本線賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビービーゲランを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた6戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、二風谷ファミリーランド賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るビービーゲランを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を獲得した。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。