リファードフォルム（1986年生、母ハマノサイクロン）

リファードフォルム（1986年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時10歳）と交配したハマノサイクロンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）へいはた牧場。戦績は、中央平地26戦4勝2着1回、中央障害11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年のTVh賞(900万下)。

経歴

デビュー前

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

2月25日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダイイチダイヤに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月18日、中2週で迎えた2戦目は、4歳400万下のさわらび賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた3戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下のあずさ賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリティサンオーに7馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

6月10日、中4週で迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた7戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の苫小牧特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（函館芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたトウショウゼウス決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月26日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の樽前山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

9月10日、中1週で迎えた10戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2500m 小雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

11月12日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた13戦目は、F.ヘッド騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4歳（1990年）

2月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンハンターを豪脚でクビ差だけ差し切って3勝目をゲットした。

4月28日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の上賀茂ステークス（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。17頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

6月9日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマーチングオーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

7月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、ハンデG3の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた20戦目は、道新杯（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた21戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのシーサイドステークス（函館ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のムーンライトハンデキャップ（中京芝2000m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤哲三騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた25戦目は、渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（9戦1勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

5歳（1991年）

5月26日、約7か月の休み明けで迎えた27戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

6月8日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で押田年郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で押田年郎騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカーネギヒカルから1馬身3/4差の2着に敗北した。

6歳（1992年）

1月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた31戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で押田年郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた32戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で押田年郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマチカネハナノエンから1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた33戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で押田年郎騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のビワディクタスに3/4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

3月1日、中2週で迎えた34戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で押田年郎騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月22日、中2週で迎えた35戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に57kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のミリオングレイスに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月5日、中1週で迎えた36戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月9日、中4週で迎えた37戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3270m 雨/重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。