エイシンデネブ（2015年生、母スワン）

エイシンデネブ（2015年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名+はくちょう座α星」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したスワンが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は北星村田牧場。戦績は、中央平地7戦3勝。2019年のオパールステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北星村田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、栄進堂によって939.6万円で落札された。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

2月13日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は440kg。17頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のイエローマリンバをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

3月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトロワゼトワルをハナ差振り切って2勝目を挙げた。

6月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月28日、中4週で迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のピースマインドに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月1日、中4週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月4日、中8週で迎えた7戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

4歳（2019年）

1月13日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

7月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のラベンダーヴァレイをクビ差振り切って休み明け初戦を物にした。

10月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したアウィルアウェイにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月24日、中5週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、G3の京阪杯（京都芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

5歳（2020年）

1月11日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

5月31日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

7月5日、中4週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のCBC賞（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露し、5着に入り込んだ。

10月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの夕刊フジ杯オパールステークス（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

12月19日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に敗れた。

2021年1月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。