ファルブジェナ（2007年生、母スリークドレス）

ファルブジェナ（2007年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名より＋楽園（アラビア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時9歳）と交配したスリークドレスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦1勝、地方28戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、深澤朝房によって1,260万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月23日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

9月19日、中3週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

12月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2010年）

1月24日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4月24日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のボストンブラーミンをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月19日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

8月6日、中6週で迎えた8戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカモメ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた10戦目は、柏尾川特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月1日、中2週で迎えた11戦目は、狩場特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフジスペシャルを3/4馬身振り切って優勝

10月25日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳戦のサルビアカップ（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた13戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

12月20日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、冬菊特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

4歳（2011年）

1月14日、中3週で迎えた15戦目は、葉牡丹特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた16戦目は、初茜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

1月28日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、探梅特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた18戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、仲春特別（浦和ダート1500m 雪/重）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた20戦目は、春麗特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月6日、中8週で迎えた21戦目は、鍾馗盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、小田原城花菖蒲特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた23戦目は、夏椿特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月20日、連闘で迎えた25戦目は、牝馬限定戦のコアジサシ賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（7戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦の織姫賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた27戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた28戦目は、シーブリーズ特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（9戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた30戦目は、日暮特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤裕太騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた31戦目は、芙蓉特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた32戦目は、サファイア特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた33戦目は、インターネットラジオちょあへよ.com杯（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤裕太騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた34戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、はやぶさの故郷さがみはら賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（10戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。