ローザビアンカ（2013年生、母アジアンプリンセス）

ローザビアンカ（2013年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「白いバラ（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時19歳）と交配したアジアンプリンセスが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2018年の一般C2。

経歴

デビュー前

高橋亮厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

12月12日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

3歳（2016年）

2月21日、中9週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4月23日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5月25日、中4週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

7月21日、中7週で馬体重を前走から34kg戻して迎えた6戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストーミングスカイに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた8戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったフェブアクティヴに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中2週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクロスカレントを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャイニングスターに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月8日、中4週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマッサンゴールドに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

12月8日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2017年）

1月11日、中4週で迎えた13戦目は、ふなばし海苔ノリ杯（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで先頭に躍り出て、最後は2着のシニスターブレイクに1馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

2月7日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた15戦目は、フェブラリー特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、リワードターンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月13日、中2週で迎えた16戦目は、サンケイリビング新聞社杯（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5月1日、中6週で迎えた17戦目は、金目鯛賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1九十（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた19戦目は、ジェミニ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた20戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

8月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた24戦目は、貴・皓10歳おめでとう記念（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったレオネルコードにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月21日、中3週で迎えた25戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた26戦目は、鉄道で楽しむ!ちばの旅賞（No.15）（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテイケイパステルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2018年）

1月4日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦の紅梅賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（12戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイグナシオをアタマ差振り切って6勝目を収める

2月7日、中2週で迎えた29戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったエミーズプライドに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月16日、中4週で迎えた30戦目は、通年ナイター!船橋ハートビールナイター☆（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。