カヤドールージュ（2002年生、母ビーマイフアイア）

カヤドールージュ（2002年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のクロコルージュ（当時7歳）と交配したビーマイフアイアが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は永田克之。戦績は、中央平地12戦1勝2着3回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、永田克之から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって735万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月18日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月25日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

11月14日、中6週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

3歳（2005年）

4月9日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したカフェリバティーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

5月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したレギンレイヴを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月21日、中5週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したトーセングレイスに半馬身届かず2着となった。

9月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のコンバットビッグに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月11日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

4歳（2006年）

4月27日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般B2 B3（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

5月3日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた14戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた16戦目は、中央区特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた17戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

9月5日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた18戦目は、コスモス賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた19戦目は、鶺鴒特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋元耕成騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた20戦目は、山手特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で秋元耕成騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた21戦目は、メープル賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋元耕成騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。