シルバーフィールド（2006年生、母インディペンデンス）

シルバーフィールド（2006年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋フィールド、広場」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時12歳）と交配したインディペンデンスが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,680万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、近藤克麿によって1,575万円で落札された。

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月13日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい18着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月5日、中1週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルテーベに3/4馬身届かず2着となった。

12月28日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

3歳（2009年）

1月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ケイアイゲンブにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

1月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（7戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ケージーサミットに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（8戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のレッドサーパスに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月15日、中1週で迎えた13戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、4着に入った。

4月25日、中2週で迎えた15戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

11月8日、約6か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（9戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

12月20日、中5週で迎えた17戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた18戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

1月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたウインスカイハイ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月19日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（11戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に敗れた。