タツヤライ（2001年生、母フジギニー）

タツヤライ（2001年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋矢来（竹や丸太を縦横に組んだ囲い）」。毛色は栗毛。種牡馬のパークリージエント（当時20歳）と交配したフジギニーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は佐久間孝司。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、地方16戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐久間孝司から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

4月24日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、イーグルストーンに半馬身交わされて2着となった。

5月9日、中1週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の中島公園特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月2日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のベネザプレに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月30日、中3週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

12月11日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は本田優騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

4歳（2005年）

4月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた9戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて18着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた10戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

7月27日、中4週で迎えた12戦目は、小野望騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月10日、中1週で迎えた13戦目は、ポラリス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野望騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた14戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5歳（2006年）

2月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた16戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、株式会社クニヤ35周年記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた20戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた21戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小山信行騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

9月8日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、上野正善AIR記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた23戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた24戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月13日、連闘で迎えた25戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた26戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた27戦目は、一般C4（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉秀騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスターキセキに1馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

12月1日、中1週で迎えた28戦目は、晩秋特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹田吉秀騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。