ダブルサンキュー（1994年生、母メルシービアン）

ダブルサンキュー（1994年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のダイナサンキュー（当時10歳）と交配したメルシービアンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害18戦2勝2着2回。1999年の中山新春ジャンプステークス(障害5歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保勝之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

1月26日、デビュー戦は寺島祐治騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず16着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた2戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月3日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

6月1日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

8月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月13日、中3週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井千明騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

9月28日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井千明騎手（7戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた10戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4歳（1998年）

2月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 曇）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

2月22日、中1週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で瀬古正明騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったセカンドメイトから1馬身1/4差の2着となった。

3月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で瀬古正明騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライトストームから4馬身差の2着に敗北した。

4月4日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で瀬古正明騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月16日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で瀬古正明騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた18戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカツノスマイルに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5歳（1999年）

1月16日、約7か月の休養明けで迎えた19戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

2月6日、中2週で迎えた20戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタイヨーテーストに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月6日、中3週で迎えた21戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝3210m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月1日、中5週で迎えた23戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山義行騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた24戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月12日、中2週で迎えた25戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は横山義行騎手（6戦2勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月21日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた27戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（2000年）

1月15日、中3週で迎えた28戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は横山義行騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた29戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた30戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は横山義行騎手（9戦2勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。