シンセイボールド（1985年生、母パリーダツシユ）

シンセイボールド（1985年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のボールドリツク（当時24歳）と交配したパリーダツシユが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は針生寿美。戦績は、中央平地25戦2勝2着2回、中央障害6戦0勝、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

9月10日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンプライスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳以上400万下の吹田特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上400万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4歳（1989年）

1月28日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で石橋守騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で石橋守騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月17日、中9週で迎えた9戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の豊前特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月27日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

9月16日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上400万下の能勢特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下の川西特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（8戦1勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月21日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったディープグローリーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（10戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（11戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグランドジャガーを半馬身振り切って2勝目を手にした。

12月10日、連闘で迎えた19戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったフサトロエスパーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

5歳（1990年）

2月17日、中7週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（13戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（14戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた26戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月23日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で梅野信一騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で梅野信一騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で梅野信一騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で梅野信一騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月18日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、北浦充騎手を鞍上に迎えて、伊吹特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた33戦目は、スポニチ杯（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北浦充騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（1991年）

7月10日、約6か月半の休養明けで迎えた34戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた35戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で仙道光男騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で仙道光男騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた39戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で仙道光男騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた40戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で仙道光男騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月7日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた41戦目は、粟津豊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2ホ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。