アローラヴィーン（2003年生、母シマリングスター）

アローラヴィーン（2003年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時18歳）と交配したシマリングスターが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方7戦0勝。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

8月6日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったタムロスターディにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

8月14日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

10月29日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3歳（2006年）

1月8日、中3週で迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

6月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

7月23日、中3週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、エターナルサーガに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月30日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

4歳（2007年）

1月23日、中2週で迎えた14戦目は、白富士特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた15戦目は、スプリングタイム特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、春風特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた17戦目は、かに座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた18戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

9月18日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に終わった。